強火をやめると、誰でも料理がうまくなる
今まで読んだ中で最高の料理本です。 著者は弱火で作るシャキシャキ野菜炒めで有名な水島弘史さんです。本の題名は料理トリビアを説明した本のような印象を受けますが、塩加減、切り方、加熱方法に関して、原理から詳しく説明するとても化学的な本です。
中でも、本書で説明されているルールの中で最も日々の調理で役立っているのは以下の4点です。
- 塩は常に具材の0.8%の重量を使う。
- フライパンは冷たい状態で具材を入れて、中弱火でゆっくり加熱する。
- 肉類は焼く前の重量80%がちょうど良い焼け具合
- 油で油を落とす!
100gの肉の場合、0.8gの塩とサラダ油小さじ1をまぶして、フライパンが冷たい状態で具材を乗せて中弱火でゆっくり焼き上げ、重量が全体の80%になったら火から上げるとちょうどいい具合に焼気上がります。
中弱火の定義とは?何故80%がベストなの?何故0.8%なのか?油をまぶしたら余計油っこくなるんじゃないの?全てが本書の中で細かく語られています。
最初に読んでから4年以上立ちますが、今でも自信を持って最高の料理本とお勧めできます。特に塩加減、焼き加減に自信が無い人は絶対買いましょう!!